ウガンダは、東アフリカ地域にある赤道直下の内陸国で、国土面積は236,000平方キロ(日本の約3分の2)ほどである。ウガンダの南には淡水湖世界第2位の大きさを誇るビクトリア湖があり、自然豊かなこの国をイギリス宰相・チャーチルは "アフリカの真珠"という形容を残したほどである。
気候は赤道直下であるが、標高が高いので過ごしやすい。ただし、西側と東側の山岳地帯は朝夕の冷え込みが厳しく、西部のリフトバレーの底は暑い。
首都のカンパラはビクトリア湖を見下ろす7つの丘からなる緑が多い美しい街で治安も良い。また、国の最大の宗教はキリスト教であり人口の約70%を占めている。キリスト教信仰は植民地時代には教育・就職・社会的地位の向上に有利であったために多くのウガンダ人は社会的便宜のためにキリスト教に改宗したとされる。
| <ウガンダのエイズ状況> |
| ◆ エイズ感染者数 (2003年度) |
| 大人(15~49歳) 約450,000人 (内女性は約270,000人) |
| 子ども(0~15歳) 約84,000人 |
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| ◆ エイズ孤児(17歳以下)の数(2003年度) |
| 約940,000人 |
ウガンダでは1993年以降、HIV感染率が目覚しく低下している。
国連エイズ計画の調べによると、妊婦のHIV感染率は1898年の24%から、1992年の30%と上昇しているものの、2002年までには 8,3%にまで低下している。
ウガンダ最先端の病院ムラゴ(Mulago)では、性的感染症(STDs)患者のHIV感染率は、1989年の62%から1997年の37%と低下している。
ウガンダのエイズ対策
ウガンダはエイズ対策に"成功した国"といわれている。
1986年、ムセベニ大統領がエイズの存在を公に認め、村をまわってHIV/エイズの危険性を訴える全国規模の一大予防キャンペーンを行った。さらに、遺族や感染者をサポートするNGOも同じ頃にでき、90年には匿名・自発的なHIV検査とカウンセリングを始めた。
現在、この検査とカウンセリング方法は、対策の基本として各国が導入を図っている。また、対エイズ作戦としてABCで始まる三つのスローガンを掲げて、啓発活動を行っている。
Aは、性に対しては禁欲的であれ<アブステインabstein>―結婚するまではセックスを控えよ。
Bは、性に対して注意深くあれ<ビー・フェイスフルbe faithful>―結婚後は、相手は妻、夫だけにせよ。
Cは、セックスしたい時は<コンドームcondom>を使うというものである。
ウガンダの今後の課題
感染率が激減したとはいえ、現在、エイズはウガンダの年間死亡原因の12%を占め、15歳から45歳の間ではマラリアや他の病気を上回っている。
2010年には、人口が増加するにもかかわらず、労働人口は現在よりも200万人減少し、平均余命は54歳から45歳に後退するといわれている。また、ウガンダは、エイズによる孤児が世界で一番多い国でもある。
100万人もの15歳以下の子どもが、片親もしくは両親をエイズで失っている。
彼らのサポートをはじめ、これから予想される破壊的なダメージへの対応が、緊急に必要とされている。









