初めまして、今月3日よりキスム事務所で現地インターン生として従事します、神谷真衣です。
日本では、名古屋の大学でスペイン語を専攻しています。
2005年に開催された愛知万博でのボランティアを通じて、多くのケニア人と交流をしました。そのことがきっかけとなってアフリカに興味をもち、魅力を感じるようになり、「アフリカで働きたい!」という夢を抱きはじめました。
昨年8月に、ケニアの孤児院で3週間のボランティアをした際、性のディスカッションをするよう依頼されました。そして中高生の孤児たちを対象に、性教育の時間を設けました。
「性」という繊細なトピックであったため、質問や相談を匿名で紙に書くように指示すると、彼らは恥じることなく真剣に書き始めました。彼らの質問を見てみると、ほとんどの紙に、“What is sex? How do you do it?”と書かれていました。思春期の真っ只中にして、これ程までに性に関する知識が乏しいことに、私は大きな衝撃を受けました。そして、そのショッキングな経験から、発展途上国における性教育の重要性を認識し、アフリカで教育や保健分野に関わる活動をしたいと感じるようになりました。
大学卒業後は、漠然とアフリカに携わる仕事がしたいと考えていました。しかし、その中で最も興味があったのが、地域住民と同じ目線に立った現場での活動でした。
大学在学中に現場に赴いて、その活動を見てみたいと思っていた矢先に、ケニアでHIV/エイズ母子感染予防事業を行うプラスの現地インターン生の募集を見つけ、迷わず応募しました。
プラスでの6ヶ月間の現地インターンを通して、現地での事業のあり方を学び、課題を確認しながら、再度自身の夢と向き合えたらと思います。
社会人経験もなければ、HIV/エイズに関する知識もまだ十分にない私ですが、日々精進いたしますので、どうぞよろしくお願いします。
文責:神谷真衣