PLASの現地活動現地レポート

ケニアレポート|ケニアで生計向上事業を開始します①新しいパートナー団体

先日の現地レポートではケニアのヴィアジェンコ(VIAGENCO)という団体と新規事業に向けて準備をしている旨をお伝えしましたが、ケニアではもう1つ新しい候補団体と現地での活動開始に向けて調整を進めています。

もう1つの団体はビデップ(BIDEP:Bessa Integrated Development Programme)というホマベイ郡のランバに事務所を構える団体です。
BIDEPはケニアのNGOですが、もともとは地域で別々に活動をしていた7つのHIV陽性者の自助グループが、連携して1つのNGOとなった経緯があります。HIV陽性者や孤児のエイズ関連のサービスへのアクセスを向上し、地域のエイズによる影響を減らすために、NGOとして活動を始めたのが2005年です。

4名の職員と7つのサポートグループに200名のメンバーが在籍しています。
主な活動として、HIV予防啓発、母子感染予防、カウンセリング、HIV検査、青少年支援を行っています。


ランバの街並み

ビデップの活動する地域は、近隣の大きな街であるキスムやホマベイから離れたところに位置しており、また交通の便が悪い地域のため、HIV陽性者やエイズ孤児に対する支援をする団体が少ないそうです。
現地を訪問した際に、フィールドワークに同行しましたが、車もバイクも入っていけない、徒歩でしか回れない地域をカバーされていました。


ビデップはこうした遠隔地も対象に活動している

それでも代表のサムソンさんやコーディネーターのジョセフさんの真面目で勤勉な働きによって、団体の活動を維持しています。
ビデップとのやりとりはメールやインターネットを中心にしていますが、いつも作業や返信が速く、仕事に対する真摯な姿勢が感じられます。


代表のサムソンさん(右)とコーディネーターのジョセフさん(左)(ビデップの事務所の前で)

ビデップとは共同で生計向上事業を実施する予定です。事業に参加するシングルマザーと子どもたち、事業の内容については、次回とその次の現地レポートで伝えします。

(文責:巣内)

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