イベントイベントレポートキャンペーン世界エイズ孤児デー国内の活動講演・登壇

【イベントレポート】世界エイズ孤児デーキャンペーンin佐賀を開催しました!

5月25日(金)・26(土)の2日間、世界エイズ孤児デーキャンペーンin佐賀として佐賀県佐賀市にて3つのイベントを佐賀県国際交流プラザにて開催しました。

また、5/14(月)~26(土)まで同会場でフォトジャーナリスト安田菜津紀さん写真展「Ekilooto of Uganda~HIVと共に生まれる~」を開催しました。

 

世界エイズ孤児デーキャンペーンは、5月7日の「世界エイズ孤児デー」にあわせ、エイズ孤児問題に対する国内の関心を高めるために実施しています。
東京で5月19日に開催された世界エイズ孤児デーチャリティパーティーをはじめ、6月5日(火)からスタートするチャリティオークションなど、さまざまな取り組みを行っています。

 

今回は佐賀県でのご縁をいただき、東京以外で初となるイベントを開催しました。

佐賀県・福岡県・長崎県・熊本県から18名の方にご参加をいただき、アフリカと日本のつながりに気づく参加型ワークショップや、アフリカ布のハンドメイド体験、PLASの活動紹介などを通して、現地が抱える課題やアフリカのエイズ孤児問題に私たちができることを考えました。


5月25日参加型ワークショップ「佐賀で探す!アフリカの魅力と国際協力のシゴト」

現地の写真や動画を使いながら、アフリカと日本のつながりや現地の暮らしについて参加者の皆様と考えました。

 

ファシリテーターは海外事業マネージャー巣内とJICA佐賀デスク和田様、PLAS事務局長小島の3名。

冒頭では「コーヒー、蚊取り線香、バラ」の絵を投影。

「このうちケニアと日本のつながりに関係しているものはどれでしょう?」という問いに、会場からは「コーヒー」の声が多くあがりましたが、3つとも深く関わっていることを知ると、驚きの声があがりました。

(注:日本が輸入しているバラのうち20%はケニアから来ており、蚊取線香に使われる除虫菊という花はケニアから輸入しています。)

 

 

また、日本の食料自給率や、アフリカの農村の暮らし、コミュニティでの保健活動、子どもの更生学校などの写真を切り口に、気づいたことを共有するグループワークも行い、多くの意見を交わされていました。

 

参加者の皆様からは、「アフリカと日本の意外なつながりに驚きました」「今後の自分のキャリアを考えるきっかけとなりました」という感想をいただきました。

5月26日「アフリカ布のハンドメイド体験&子育てトーク」

この日は、東アフリカで使われている布「カンガ」を使ってくるみボタンを作るワークショップを実施しました。

来場された方たちは1枚1枚、色や柄が異なる鮮やかな布を手にとり、「かわいい!」「ポーチやバッグ作りにも使ってみたい」という声も上がりました。

 

 

 

くるみボタンを作った後は、PLAS事務局長の小島による子育てトーク。

ウガンダとケニアでPLASの事業に参加するお母さんたちの暮らしや、子どもたちの描いた将来の夢を写真と一緒にご紹介しました。

 

 

エイズや貧困など、困難な状況でも子どもたちを想い、前向きに生きようとするお母さんたちのストーリーを真剣なまなざしで聴かれていました。

 

 

 

 

 

5月26日「佐賀からできる国際協力を考えるトーク&ワークショップ~」

この日の午後は、国際協力に興味がある方を対象に、PLASの活動やエイズ孤児の現状をお伝えするとともに、後半は「国際協力でやってみたいこと」をテーマにグループワークを行いました。

 

参加者の皆様それぞれが国際協力に興味を持った原体験を振り返り、将来やってみたいこと・実現したいことを書き出し、そのためにどのようなリソース(経験・スキル・人脈など)があるのかを掘り下げるグループワークでは、佐賀で取り組む国際協力の具体的な企画が生まれるなど、実りある時間となりました。

 

 

安田菜津紀さん写真展

5月14日(月)~26(土)にはフォトジャーナリスト安田菜津紀さん写真展「Ekilooto of Uganda~HIVと共に生まれる~」を開催しました。Ekilootoとは、ウガンダの言葉で「夢」。エイズに影響を受ける子どもたちが直面する現状だけでなく、子どもたちが抱く夢や明日への希望をお伝えする12点の写真を展示しました。来場された皆様は1枚1枚の写真と真剣に向き合っていらっしゃいました。

世界エイズ孤児デーキャンペーンin佐賀にご参加をいただきました皆様、そして開催にあたり共催団体のJICA九州様をはじめ、様々な形でお力添えいただきました皆様に心より御礼申し上げます。