現地レポート

初出張で得られたPLASで活動する事の意義

今回は、ケニア、ウガンダの海外出張で感じたことと活動への抱負をお伝えします。私にとって初のアフリカであったため、すべてが新鮮な出張でした。出張を通して自分の中で変わったことは、支援地の様子を知ることができたことで、活動が遠い国のことではなく、身近な人に影響するのだと実感できるようになったことです。
各事業地では、教育が受けられなかったなど恵まれない状況ながら、事業に懸命に取り組むお母さんたちや、外で友達と楽しそうに遊ぶ子どもたち、そして子どもたちの生活を少しでも良くしようと活動するパートナー団体スタッフの方々と出会うことができたからです。

(写真:パートナー団体職員トビアスさんとインターン松田)

 

勉強に励む子ども、好奇心にあふれる子ども

(写真: パートナー団体が運営する学校の子どもたち)

 

地元の子どもたちに話しかけると、外国に興味があるらしく、英語で一生懸命に質問をしてくる子どももいました。勉強が好きで、親に言われているから勉強をしているのではなく、楽しいから勉強をしている子どもも多くいました。好奇心があり、勉強が好きな子どもたちが、十分な教育を受けて将来の可能生を広げられるようにしたいと強く感じました。

HIV陽性…それでも前向きに生きる

(写真: 農業研修の終わりに歌とダンスを楽しむ自助グループの方たち)

 

支援者であるHIV陽性シングルマザーたちは、 経済的には豊かではないかもしれませんが、明るく前向きに生活しているようでした。

支援が行き届かなかったり、治療が上手くいかずに亡くなってしまう方、周りの理解やサポートを得られず生きづらさを感じる方も多いようです。しかし、治療を適切に行うことができれば、健康に暮らせ、子どもたちを十分に養うこともできます。

ウガンダにある支援先の自助グループ(写真上)の方たちのように、陽性者同士で助け合い生活することで、まるでHIV/エイズとは無縁であるかのような印象も受けました。

ともに活動したいと思わせる熱心なパートナー団体

(写真: ウガンダマルチパーパス代表のムシシさん。)

 

また、パートナー団体のスタッフの多くは、地元出身であり、自分たちの力で地元を良くしたいという思いがあり、熱心に仕事への思いを話してくれました。

写真はウガンダのマルチパーパス代表のムシシさん。本人もHIV陽性であり、他の陽性者、その子どもたちが健康に生活し教育を受けられる社会を実現したいと話してくれました。

もう他人事には感じない。実感することのできた活動の意義

(写真: 右: カユンガの受益者の子ども、左: インターン松田)

 

出張前は自分の仕事がどのような人に、どのような形で役に立っているかを漠然とした情報でしか知りえませんでした。しかし、このように今回の出張を通してパートナー団体のスタッフや、受益者、子どもたちを知ることで、自分が行ってきた資金調達、広報などの仕事が最終的にどのように役に立っているのかを知ることができ、活動の重要性を実感することができました。

今回は約40日の出張ではありましたが、これから得られた経験を忘れないようにし、これからもPLASや、そして現地の方々の応援者として活動に携わっていきたいと思います。