今回の現地レポートでは、ケニアで行うHOPE事業の養鶏の飼料となるアゾラ栽培の視察と試みについてご報告します!
HOPE事業は養鶏での生計向上支援とライフプランニング支援の2本柱で行われています。
今回クローズアップするのは、養鶏の飼料となるアゾラという水草の栽培と活用の可能性についてです。
なぜ水草アゾラの栽培?
みなさんは「アゾラ」という水草の名前を聞いたことはありますか?
アゾラは浮葉性の水草で、比較的簡単に栽培でき、短期間で収穫できるのですが、これがなんと鶏のエサになるのです。繁殖力が高く、一度に大量に収穫できることから、養鶏のエサ代のコストを下げてくれる注目度の高い飼料です。
収穫期間も長い上に、栽培の負担が少なく栽培がしやすく、一度に多くの量を収穫できるといういいことづくめ!うまくいけば養鶏コストが下がり、シングルマザー家庭の生計向上につながるのです。
今回は日本ハビタット協会さんがアゾラ栽培を初めていらっしゃるということで視察をさせていただきました。
今回の視察を通してPLASで行っているHOPE事業でのアゾラ栽培を利用できるかを検討していきます。
アゾラ栽培を視察しました
視察では実際にアゾラ栽培を始めるための最初のステップから見学をさせていただきました。
どのように栽培していくのか、ご紹介していきます。
アゾラを栽培するために深さ60センチの植え穴を作ります。この植え穴を踏んで押し固め、上にポリエチレンシートを被せます。ポリエチレンシートがズレないように石を置いて、周りに土を被せます。
そこに、水・牛ふん・アゾラを入れます。1週間ほどしたら、、、
このような感じになります!
スタッフはこのアゾラ栽培の様子を見て、「こういう人がコミュニティでがんばっているのか、すごいな、と素直に思った。」と。水面いっぱいのアゾラの様子を見て、将来性の高さを感じ、アゾラ栽培のモチベーションが上がったようです!
その後、ハビタット協会さんのコミュニティーヘルスボランティアの方が育てたアゾラを購入しました。
とても喜んでくださいました!
アゾラ栽培のこれから
今回の栽培の成果から今後、アゾラを飼料として養鶏事業に取り入れられる可能性が高まりました!
アゾラ栽培を通して事業に携わる現地スタッフのモチベーションの向上にも繋がり、多くの成果があった栽培視察になりました!
みなさん、ここまでお読みくださりありがとうございます。
こうした活動が出来るのは日本の皆様の温かい支援のおかげです。
現在PLASでは、9月30日まで「みんなとつくる、アフリカの子どもの未来キャンペーン」を通じて、50名のマンスリーサポーターを募集しています。
継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。