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【Weekly News】タンザニア:WHOが避妊注射薬とHIV感染率の因果関係について協議

世界保健機関(WHO)は、現在広く普及している避妊注射薬、デポプロベラの使用が、使用者とそのパートナーのHIV感染のリスクを増加させることを示唆している研究結果を、来年1月に予定されている会議で議論する。会議の結果次第では、デポプロベラの使用が制限される可能性がある。

WHOの専門家、メリー・リン・ガーフィールド氏は今回の議論について、ニューヨークタイムズ紙の取材に対し、次のように語った。「我々は警告する必要性がある場合は警告するが、性急な判断が原因で女性の健康に重大な影響をもたらすことは避けなければいけない。非常に困難なジレンマ。」

調査に課題がまだ残るものの、今回の研究結果は世界で使用されている避妊注射薬がHIV感染のリスクを高めるという仮説に大きな影響をもたらすと一部の専門家は指摘している。タンザニア保健省は、多国間に影響する公衆衛生上の懸念のため、WHOの指示を仰いで対応を判断したいとコメントしている。

今回の研究結果はタンザニア、ボツワナ、ケニア、ルワンダ、南アフリカなどを含むアフリカ8カ国で実施された調査によるもの。避妊注射薬使用者のHIV感染率が年間6.61%なのに対し、未使用者のHIV感染率は年間3.78%となっている。また、避妊注射薬使用者をパートナーに持つ男性は年間2.61%の感染率だったのに対し、未使用者のパートナーは1.51%と低い。

調査結果は、避妊注射薬の使用率が高い発展途上国で、長期間効果が持続する避妊注射薬の使用を推奨するキャンペーンなどに影響する可能性がある。しかし、一部の医療専門家は調査に不備があったとし、避妊注射薬とHIV感染率の因果関係を証明するさらなる調査が必要と訴えている。

(文責:大島陸)

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原題: WHO reacts over birth control jabs
日付: October 7th, 2011
出展: The Citizen
URL: http://www.thecitizen.co.tz/news/4-national-news/15897-who-reacts-over-birth-control-jabs.html
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