アフリカでの活動

"PLASメソッド"で社会に仕組みをつくる

PLASが支援する取り残された子ども達

わたしたちが支援するひとり親家庭の多くはHIV陽性者が多く、さらに貧困状態にあるという2重苦を抱えています。中には食事もままならない程に困窮する家庭もあります。

初等教育へは多くの子どもが入学するものの、様々な理由でドロップアウト(中退)しています。初等教育を終えて、高等教育進学できる子どもは多くはありません。特に、現地の公的機関や大きな国際組織の手がなかなか届かないラストワンマイルでは、より問題が深刻化しています。

 

貧困を脱却し、子どもが前向きに生きていく"PLASメソッド"で社会に仕組みをつくる

そこで、PLASは2つの観点から問題の解決に取り組みます。

1)経済的に困窮するひとり親家庭に対しての「生活向上支援」を行い教育費を払うことができるように環境を整えること

2)保護者が子どもの成長や発達、教育に関する理解や情報が不足しているため「ライフプランニング支援」を行うこと

これら二つを両輪にして母子を支えるプログラムを”PLASメソッド”と呼んで、活動をつくっています。

>>PLASメソッドについて詳しくはこちら

PLASの活動する地域と事業について

UNAIDS(国連合同エイズ計画)によると、エイズ孤児は全世界に1,220万人いるとされています。
そのうち、多くがサハラ砂漠の以南のアフリカ地域におり、ケニアとウガンダのエイズ孤児の数は各国50万人以上にのぼると推計されています。

PLASは、ウガンダとケニアの2カ国で、現地のパートナー団体と共に活動しています。

>FLOWER事業

農業での生計向上とライフ・キャリアプランニングを支援

>HOPE事業

養鶏を通じた生計向上とカウンセリングによるキャリアプランの作成


>SRHR事業

子どもや若者が主体となり、早すぎる妊娠・出産を防ぐための啓発活動ができるように支援

>SHINE事業

HIV陽性者家庭の生計向上・栄養改善のための在来種野菜栽培支援

PLASが現地で大切にしている5つのこと

PLASの活動は、一方から"あげる"のではなく、現地の人達が自立して前向きに生きてゆける環境を一緒に"つくる"ことを大切にしています。

現地の力を最大限に引き出すために、すべての事業活動は現地のNGOや地域団体など「パートナー団体」と共に実施。
現地の力を信じて、エイズ孤児を抱える家庭の大人、エイズ孤児たち、それを取り巻く地域の人達や行政など、それぞれに対してパートナー団体と共に働きかける活動を展開しています。

その上で、わたしたちが現地で大切にしている5つのことがあります。

  • 事業の成果を最大化するために、パートナー団体と共同します
  • パートナー団体の自立と成長を促します
  • お互いの強みを活かし、現地の人々による問題解決を促します
  • 対等な関係と相互の意思を尊重したパートナー関係を目指します
  • パートナーとのよりよい事業展開のために、わたしたち自身の成長に努めます

これら5つのことを大切にすることで現地の力を最大限引き出し、「取り残された子どもたちが前向きに生きられる社会」を一緒につくりあげてゆきます。

>>「あげる」支援ではなく「つくる」支援について

現地レポートをみる

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わたしたちの成果

支援した子ども
3115
支援したひとり親家庭
685
エイズ教育を届けた人々
26925
コロナ渦の緊急支援を届けた人々
6186

(2023年4月末現在)