7月22日、23日、今夏開催されるPLASのワークキャンプの参加者を対象にプレワークキャンプを開催しました。
【一日目】
東京港野鳥公園にて、NICEの夏のワークキャンプ参加メンバーと一緒に、ワークを行いました。
午前中は草むしりを、午後はわらの日よけ作りをしたのですが、環境保全のワークを通して、共同作業に汗を流すことで、ワークをみんなでするとはどういうことなのか、ウガンダのワークキャンプ本番に向けて雰囲気をつかむことができました。
ワークの後のご飯は最高!!
みんなで作ったカレーはとてもおいしかったです。
また、日本文化伝達ゲームや、国際問題・環境問題に関するテーマのディスカッションを通して、ワークキャンプで文化を英語で説明するコツや現地で自分が出会うかもしれない国際問題についても考え、共有することができました。
事前に参加者と日本でワークをしたりわいわい話を交わすことで、参加者がお互いに仲を深めることができ、ますますワークキャンプ本番への期待が高まりました。
【二日目】
JICA地球のひろば(http://www.jica.go.jp/hiroba/index.html)にて平成15年から2年間青年海外協力隊でニカラグアへ行った尾方美樹さんの講演を行いました。
ニカラグアは過去の内戦のため失業率が高く、その余波が子供たちに売春、妊娠、性感染症、麻薬といった形で押し寄せ、子供や女性を暴力で支配するマスチモという男性優位の文化もこの社会問題を悪化させています。
尾方さんはこういった社会問題をテーマに掲げた劇を行い、人々への啓発だけでなく、劇を通して役者自身が自己の問題を乗り越え解決していくドラマセラピーという手法を取り入れました。
そのひとつとしてエイズ啓発劇があります。
結婚を間近に控えた男性が、婚約者と家族に囲まれて幸せに過ごす、そんなありふれた日常がエイズ告知によって崩れさっていきます。
愛する人や家族からも差別や偏見を受け、苦しみながらも前向きに頑張り、最後は婚約者との子供を授かるというストーリー、これを演じているのは実際にHIVポジティブの人達です。
以前は人前に出ることをとまどった彼ら。
今は自分の思いを人々に伝え、それと同時に自分自身も苦しい問題を乗り越えていきました。
彼らは尾方さんが帰った後も啓発劇を自主的に続けています。