ウガンダの首都、カンパラから北へ2時間ほどの町、ルウェロ。
そこは1980年代の内戦で多くの犠牲者を出した地域で、今もなお、そのときの傷が完全に癒えることはなく、多くのストリートチルドレンや孤児たちが存在する地域です。
PLASはこの夏からルウェロにあるBasajjansolo Memorial Training Centre (BMTC)という幼稚園を併設した小学校で新規プロジェクトを開始しました。
この地域で9月4日から9月19日まで国際ワークキャンプを実施し、BMTCの教室建設のために、15人の日本人ボランティアと8人のウガンダ人ボランティアが参加をしています。
田舎町ということもあり、まだ外国人に慣れていないのか、子どもたちは最初は声をかけても恥ずかしそうにうつむいていました。
でも、時間が経つにつれ笑顔を見せ、手を振って挨拶をしてくれたり、一緒に遊んだりするようになりました。
そんな子どもたちが、国際ワークキャンプの閉会式で、「自分たちのために教室を建設してくれている日本のボランティアへのお礼」といって、子どもたちが描いた絵プレゼントしてくれました。
渡されたその絵には、今もなお、なんだか不思議と温かみが残っていて、子どもたちの有り余るほどのエネルギーが感じられます。
私たちは地域のために何かできることをしたいと思ってここへ来ていますが、笑顔を、元気を、希望をもらっているのは、私たちのほうなのかもしれません。
電気もガスも水道もない新規事業地ですが、そこには溢れんばかりの、希望と夢と温かさ、子どもたちの笑顔があります。
(文:谷澤明日香)