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インタビュー:PLASが展開するジャストギビング企画とは?運営ボランティアの川嶋さんと菅澤さんに聞きました!

Just Givingとは、何かにチャレンジすることで、支援したい団体のために寄付を集めよう、という寄付の仕組みを提供するイギリス発のウェブサイトです(詳しくはJust Givingサイトをご覧下さい)。

「大学生のように、寄付するお金の余裕がなくても、周りの人から集めることができれば、支援の新しい窓口になるのではと思っています」と、企画担当である慶應義塾大学4年生の川嶋大介さんが話すように、PLASでは「もっと寄付の窓口を増やしたい」との思いから、12月1日から職員・運営ボランティア合わせて13人がチャレンジを開始しました。

今回は企画担当の川嶋大介さん(twitter:@dai_kawashima)とボランティアの慶應義塾大学3年生・菅澤玲美さん(twitter:@doremi_s)にそれぞれの思いを聞きました。

(聞き手・編集:伊藤瞳)

――まずはご自身のチャレンジについてお聞かせ下さい。
川嶋「僕は現在大学4年生なので、今回のチャレンジは“大学卒業までの4カ月で、高校の同級生100人に会いに行く”にしました。メールやミクシィを通して連絡をとって地道にやっています。まだ4人ですが(12/12現在)、今夜も1人会って、明日も2人会います。会った人の写真を毎回撮っているのですが、最終的には1冊にまとめて“4年後の卒業アルバム”にできたら良いなと思っています。そう言うと、みんな会ってくれるんですよ。『欲しい!』って(笑)」

菅澤「私は“Twitter上でタガログ語講座開催!”というチャレンジをしていて、勉強したタガログ語をツイッター上で発信しています。最近はタガログ語に興味あるフォロワーの方が少しずつ増えてきて、いろんな情報をくださるので、そういう意味でもつながりができて楽しいです」

――もともとタガログ語は勉強していたのですか?
菅澤「実はゼロからのスタートです。9月から1年間フィリピンに行くことになっているので、これをきっかけに勉強しようと思って。フィリピンは英語でも通用するのですが、田舎のほうへ行くときにはやっぱりタガログ語が話せたほうがいいと思って、挨拶から勉強することにしました」

――なぜこの企画に参加しようと思ったのでしょう?
菅澤「Just Giving自体、とてもおもしろいと思って。間接的ではあるけれど、寄付になるというシステムが新しくておもしろいです。それに、チャレンジをする方も『自分に寄付が集まる』と思うと、モチベーションが上がりますよ。私は、誰にも報告しなくていいとなると3日坊主になってしまうので、つぶやいてみんなに見てもらっていることは、続ける力になっています。あと、『みんなで頑張っている』という気持ちがあって、『私も頑張らなきゃ!』と思う。それで寄付が集まるならこんなに嬉しいことはないですよね」

川嶋「続いてるもんね。けっこう」

菅澤「タガログ語でツイートをもらったりするのですごい嬉しいです。辞書を片手にタガログ語で返信しています」

――その他の方はどんなチャレンジを?
川嶋「“写真”だったり、“早起き”だったり、“100万歩歩く”だったり…いろいろです。これをきっかけに、みんなで日ごろやりたいと思っていたことに挑戦しよう!と話しています。“商店街のお店70店を訪問する”というチャレンジをしているメンバーは、『これまで商店街にはほとんど行ったことがなかったから』というのが理由ですし、“マラソン完走”というチャレンジのメンバーは『これまで完走したことがなかったから』というのが理由だそうです」

菅澤「本当に良い『きっかけ』になりました。チャレンジのテーマをアフリカに絞らないことで、アフリカとはつながりのないところから寄付をいただけるおもしろさもあります」

川嶋「まわりの方にも、普段してくれるように僕のチャレンジを応援してほしいと思っています。そして『応援』の意味で、ちょっとお金を寄付してもらえるようになったらいいな、と思っていますが…あと少しですね。少額でも寄付することが『普段使い』のようになったらいいな。まだまだ寄付って敷居が高いように感じられていると感じています」

菅澤「寄付したお金が何に使われているかはわかりにくい、という認識は多くの人にあるかもしれません。自分に直接つながりがないところにお金を出すことに抵抗はあると思います。私はそもそも、ボランティア自体に抵抗がある人も結構いると感じていて、“なんでボランティアとかするの?”って言われることもありますよ」

川嶋「そんな雰囲気がやっぱりまだあるから、友だちと寄付の話はまだまだしにくいです。でも僕自身も、親から仕送りをもらっているので、『まずは自立しないと…』という気持ちもある。だから、自分自身だけでは寄付がしにくいという部分はあります。ただ、大学生はお金はないですが、活動を通じてサポートすることもできるので、ぜひ“チャレンジ”してほしいですね(笑)」

――なぜ、寄付をするのでしょうか?
川嶋「このチャレンジで頂いたお金はPLASがとても大事にしている事業である母子感染事業の持続・発展に充てます。僕らは活動するにあたって、『かわいそうだから助けたい』というより、『彼らがもっと成長していったり、社会に出ていったりしたら、もっと世の中が良くなるのではないか。彼らの背中を後押ししたい』という応援の気持ちがあります。だから、“団体の取り組みに共感したら寄付をする”というかたちがもっと広まったらいいなと感じています。でもまずは、Just Givingでの僕らのチャレンジに対して『良いな』とか『応援したいな』と感じたら、その気持ちを寄付というかたちにしていただけるといいなと思っています」

菅澤「そうですね。まずは私たちのチャレンジを見てほしいです!」

川嶋「寄付って『応援したい』という気持ちの表し方の1つかなと思います」

『自分のつかったお金で、エイズ孤児が社会に出られたら、また少し世の中が良い方向に変わるかもしれない』そう思うと少しわくわくしませんか?寄付はそんな、わくわくするお金の使い方ではないか――そう付け加えた川嶋さんと菅澤さんの言葉に、寄付することの意味を一つ、みつけたように感じました。

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■□PLAS職員、運営ボランティアのジャストギビングチャレンジ一覧

1)門田瑠衣子(代表理事)
「エイズ孤児支援に挑戦中!日々の奮闘を『100日で100記事』、ブログで発信!」

2)大島陸(副代表理事)
「クラシックギター5曲を練習しプチリサイタルを開催!」

3)浅野拓也(理事)
「【写真×コトバ】でアフリカのピースを届ける」

4)服部薫(理事)
「週2回の早起きして朝活を実行!簿記2級獲得を目指します」

5)一宮暢彦(副代表理事)
「100日間でアフリカツイート100個配信!」

6)足立真希&谷澤明日香(ケニア事務所)
「ケニアの食材で30品目!」

7)川嶋大介(運営ボランティア)
「大学卒業までの4か月で、高校の同級生100人に会いに行く!」

8)野村とし子(運営ボランティア)
「ふたりで100日100万歩!」

9)菅澤玲美(運営ボランティア)
「Twitter上でタガログ語講座開催!」

10)平井もり恵(運営ボランティア)
「岡本太郎のパブリックアート作品を広める!」

11)稲垣淳(運営ボランティア)
「湘南国際マラソンで初完走&4時間30分以内を目指します!」

12)木内いずみ(運営ボランティア)
「自分の住む地域の商店街にある70店舗を訪問!!」

■□チャレンジャーを募集しています
・対  象:PLASの活動に共感する方なら、どなたでもご参加いただけます。
・参加方法:以下のページからご登録ください。
http://justgiving.jp/npo/113

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