PLASの現地活動現地レポート

ウガンダレポート|学校の課題を保護者会で話し合いました


Waddimba Samuel(ワディンバ・サムウェル)さん/学校設立者

今回の現地レポートは、支援先のウガンダのBMTC小学校の設立者ワディンバ・サムウェルさん(左写真)より子どもたちの様子や保護者会の様子を報告をいたします!


新しく学校に赴任してきた会計係と校長を迎え、教員たちが学校の変化に少しずつ慣れてきた頃、BMTCは3学期を終えようとしていました。最初はお互いに距離もありましたが、今ではすっかりBMTCに溶け込んでいます。

嬉しいことに、ここ最近、生徒たちの英語は上達し、教室内だけではなく校庭でも母国語のガンダ語ではなく英語を話すようになってきました。また、時間もきちんと守るようになり、日々の成長がうかがえます。

しかし、大きな課題が2つ残っています。1つ目は、未だ制服を着ることができない生徒がいること、もう1つは学費を払えない保護者がいることです。ほかのどの私立小学校と同じように、BMTCは保護者が払う学費で教員の給与をまかなっているため、学校を続けていくためにどうしても保護者に学費を捻出してもらう必要があります。

昨年の2010年11月に行われた保護者会では、学費を払ってもらうよう保護者にお願いし、さらに、物価の値上がりを受けBMTCの運営や必要経費をまかなうためには2011年の学費の値上がりは避けられないことを伝えました。

2011年の1学期がもうその半分を終えた2月11日に私たちは保護者会議を行いました。約40人の保護者が参加し、2011年の行事計画や学校の運営について話し合いました。BMTCが抱えている大きな課題である、保護者による学費の未払い、さらに教科書を持たせてもらっていない生徒や遅刻が多い生徒についても話し合いが行われました。状況の改善に向けて、皆で協力して取り組むことをお互いに約束しました。

 

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