PLASの現地活動

2011年夏ウガンダワークキャンプB日程活動報告

 2011年9月、雨季に入りかけたウガンダ共和国のルウェロ県にあるBasajjansolo Memorial Training Centre(BMTC)にて、2011年夏ウガンダワークキャンプB日程が開催されました。日本人参加者18名、ウガンダ人参加者6名、コーディネーターや建設作業を行う職人を合わせると30名近い大所帯のキャンプ。国の違いはもちろん、ひとりひとりの個性を尊重しながら、2週間を共に過ごしました。
 ワークキャンプの主な仕事である教室の建設作業では、床張りと屋根の設置作業を行いました。床張りでは、ウガンダの強い日差しの中、参加者は固い地面を掘り起こし、重い土を教室まで運び込み、屋根の設置作業では現地の職人と協力し作業を進めました。参加者同士はその重労働にお互いを奮い立たせるように声をかけ合いながら懸命に取り組みました。


現地の職人と協力しながらの建設作業

また、毎日の仕事の大部分を占める建設作業以外にも、生活に必要な水くみやエネルギー源となる食事を作ることも大切な仕事です。日本とは全く違う生活環境の中、日本人参加者はウガンダ人参加者に火の起こし方を一から教わり、試行錯誤しながら「ウガンダの生活」を肌で感じていました。

ウガンダ料理を即席キッチンで調理
ウガンダ料理を即席キッチンで調理

そして、ワークキャンプ中は「仕事」ばかりではありません。参加者は現地のHIV陽性者団体やエイズ孤児を抱える家庭の訪問、参加者同士のディスカッションを通じてウガンダのHIV/エイズの現状を学んだり、子どもたちに日本文化紹介の授業を行ったり、学校が主催する学芸会の準備を手伝ったりしました。さらに、夜は参加者同士ウガンダのドラムのリズムに乗って、みんなで歌い踊りながら交流を深めることができました。


学芸会宣伝のため、みんな一緒になって町をパレード!

本ワークキャンプを振り返ると、笑ったり泣いたり、ぶつかり合ったり抱きしめ合ったり、ウガンダ人日本人問わず、たくさんの人と人との強い関わりと結びつきがあったと感じます。たったの2週間かもしれませんが、参加者ひとりひとりにとって貴重な機会、今後の糧となる毎日、そして素敵な仲間と出会い過ごした時間になったのであれば、リーダーとして、とても嬉しく思います。


素敵な時間を共に過ごした参加者全員で記念写真

最後に、本事業開催にあたり多くの方からのご支援、ご協力を承ったことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

(文責:2011年夏ウガンダワークキャンプB日程リーダー 足立真希)