1月25日(水)に新年最初のプラスのイベントである、「ケニア活動報告会 ~支援における住民の自立を考える~」を開催しました!
昨年11月にケニアに出張してきた当会代表理事の門田が、現在ケニアでもっとも力を注いでいる母子感染予防の事業について語り、学生から社会人など、20名の方にご参加いただきました。
プラスが活動しているケニアのニャンザ州ウゲニャ県は、HIV感染率が全人口の38.4%と感染率が非常に高い地域です。
この地域では、医療機関で母子感染予防プログラムを受けられない妊産婦が多いのが現状です。
そして、母子感染予防ができることを知らずに、自宅出産し、赤ちゃんがHIV陽性になるケースが後を絶ちません。
そこでプラスでは「妊産婦が医療機関に継続して行き、母子感染予防を受ける」ために、母子感染予防の重要性やどのようにアクセスするのかについて、啓発を行う母子感染予防の啓発リーダーを育成しています。
プラスがいなくなった後も地域住民が「自立」して母子感染予防をつづけていけるように、住民の参加や自立をプラスは大切にしています。この事業の最初のステップとして行った、住民によるリーダーの選出について、最新情報をご報告し、また今後どのように事業が展開していくのか、住民参加や自立の戦略はどのようなものがあるのか、ご報告をさせて頂きました。
参加者の方々は終始真剣な面もちで耳を傾けてくださり、大変素晴らしい時間を共有することができました。
多くのご質問をいただき、また、
「住民を巻き込むことを常に重視している姿勢に共感しました」
「しっかりした組織運営をされていて、今後の活動への期待感が高まりました」
など、嬉しいお言葉をいただきました。ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございます!
今後も、一人でも多くの子どもたちの笑顔を守るため、そして母子感染を防ぐため、これからも活動に取り組んでいきます。
プラスでは現在、2月29日まで「冬の募金」を実施しております。是非温かいご支援を宜しくお願いいたします。
ケニアでの活動の様子はこちら
→「ケニアレポート -いよいよ啓発リーダーの選出が始まりました!-」
→「ケニアレポート -住民たちがリーダーを選ぶということ-」
→「ケニアレポート -50名の啓発リーダーが選出されました-」