ケニアの太陽がギラギラと照りつける真夏日、トトロが出てきそうな大きな木の下で啓発リーダー達と先月の活動をふり返る月例反省会を持ちました。
遅刻者多数で開始時刻が遅れたり、議論が長引いたりすると5時間近く要することもある月例反省会は、「活動をより良くしたい!そのために学びたい!」という個々の啓発リーダーの高いモチベーションにより成り立っています。
ケニアの援助団体には、参加すると交通費も食事ももらえる豪勢な会議やセミナーを開くところも少なくありませんが、プラスの理想とする反省会は、啓発リーダー同士が当事者意識を持って課題を共有し、知恵を出し合う学びの場。
いずれは彼らに自発的に反省会を設けるようになって欲しいから、あえて手厚いサポートはしないのがプラス流です!
ただ、当事者意識や自発性を持つことは、誰にとってもなかなか難しいもの。
例えば、プラスでは啓発の一定の波及効果を確保するため、各活動に参加する啓発リーダーの人数に応じて、「少なくとも○人の住民を集めましょう」といった最少参加者数の基準を設けています。
事前申し込みのような参加者数を予測する仕組みに馴染みのないケニアの農村では、実際に活動場所に到着してみたら3人しか住民が集まっていない!なんてハプニングも十分起こり得るのです。
だからこそ、主催者側の地道な広報が啓発の効果を高める最大のカギ。
最少参加者数を満たせなかった活動がちらほら見られる中、「プラスの設定する基準値が高すぎるからだ~」と訴えてくる啓発リーダーもいますが、これまでに蓄えてきた知識と経験を材料に、今一度自分たちの広報のやり方を見直し改善する大切さを説き続けます。
真の啓発リーダーへと成長を遂げるためのネクストステップは、プラスの助け船を待つのではなく、自らの行動を変えていく大切さに気づくこと。
諦めず一緒に頑張ろう!
おまけ:ローカルな食堂はメニュー数が少ないので、現場出張中は1週間同じメニューを食べ続けることも(笑)
文責:上坂明日香