こんにちは、現地調整員の大島です! 先日、駐在員の谷澤がケニア事務所に復帰しました。仲間の復帰が心強いですし、何より寂しさが和らぎました。
さて、今週、私は失効寸前のビザを延長するため、キスムにある入国管理局に行ってきました。今回は、少し特殊?なケニアビザの延長申請についてお知らせします!
ビザの延長手続きは、申請書と外国人登録証申請書の2枚を記入し、パスポートサイズの写真と一緒に入国管理官に提出するだけという、非常に簡素なもの。キスムという場所もあってか、申請者も私以外に二人ほどしかおらず、申請はスムーズに進みました。申請が通らなかった場合、数日後にはケニアを出国しなければならないので、内心ヒヤヒヤしていましたが、入国管理官との短いやり取りの後、無事にビザの延長ができました。
延長手続きの最後は、指紋の採取。日本や米国のビザでも数年前から電子スキャンで指紋の採取が行われていますね。ケニアでもナイロビの国際空港では電子スキャンで指紋を採取されるのですが、キスムにはスキャン機器がないため、インクを使用した採取になります。一本ずつ念入りに指紋を採取されるので、電子スキャンでは味わえない、感覚を味わうことができます(笑)。
入国管理官に指紋を採取されている最中。自分では押させてくれません。
この指紋採取、外国人のみが対象かというと、そうではありません。ケニアでは18歳で成人となるのですが、その際に指紋の提出が必須項目としてあるのです。成人するためには国に指紋を提出しなければならないなんて、日本だったら人権問題に発展しかねませんよね。このことを現地スタッフのドミニクさんに話したら、「だからケニア人は犯罪を犯せばすぐに牢屋行きだよ」と、笑い飛ばしていました。
センシティブなことでも笑って済ませてしまうその姿に、なんだかケニア人のたくましさを見たような気がしましたが…気のせいかな!?
おまけ
昨年から閉館となっていたキスムの映画館が、ついに先月営業を再開したんです!キスムには娯楽が少ないですし、映画が大好きな私としてこの上ないニュース。週末の楽しみが増えました♪