前回のレポートでは、ウガンダの新規事業は鶏舎の建設まで完了したことをお伝えしました。今回は鶏舎建設完了後に行われた、養鶏基礎研修について報告したいと思います。
これまで数年間の養鶏の経験がある現地のパートナー団体ですが、時に病気が原因で大量の鶏を一度に失っていたりするなど、疾病対策などについてもう一度おさらいをし、またなるべく多くのメンバーが受講できるように3日間にわたって研修を実施しました。
研修1日目は、鶏の種類や性質、種類に適した住環境などについて学びました。メンバーが既に知っていることも多く、講師からの質問にも活発に答えており、講師も満足そう!
赤ちゃん連れの参加者も多かったのですが、講義中に板書を写しきれなかったお母さんたちが休憩時間を使って書き写す姿も見られ、参加者の熱心な様子が伝わってきました。
研修2日目は、現地パートナー団体が課題を抱えている疾病対策について学びました。
「病気の名前は聞いたことがあるけど、どうやって見分けるの?」
「この病気は完治するの?」
参加者からたくさんの質問があがり、病気の名前を聞いたことがあっても、対処方法や適切なタイミングについて正確に理解していないメンバーも多く、丁寧に板書を取りながら講義を進めていきました。
研修3日目は、養鶏事業でしっかり収益をあげるための計画の立て方、そして記録の取り方について取り扱いました。
この3日目で取り扱った内容が、多くの人たちが疎かにしている点。講師からこれまでの養鶏経験でつけてきた記録について触れられると、参加者は苦笑するばかり(笑)
講師から改めて、計画を練り、毎日記録を付けることの重要性が念押しされ、今後の記録方法について話し合われました。
最終日の講義後には、専門家と参加者全員で鶏舎を訪れ、既に搬入されたヒナの育成状況の確認と住環境などについて実務的なアドバイスを専門家にもらいました。
参加者に感想を聞いてみると、真っ先に「長かった~!」との返答でしたが(笑)、「病気について学べて良かった」「記録を付けるのは大変そうだけど、大切だということがわかった」というコメントも聞けました。
これからがいよいよ本番、研修で学んだことを活かして健全な経営を心がけ、さらに多くのエイズ孤児を支援できるように頑張っていってほしいです!
余談ですが、今回の養鶏研修では個人的にとーーーーーっても嬉しい再会がありました!
2008年にプラスが実施したウガンダ国際ワークキャンプに参加してくれたキャンパーが、青年海外協力隊としてウガンダに滞在しているのですが、その彼がプラスの事業地を見学に来てくれたのです!もちろん、ちゃっかりお仕事もお願いしてしまいましたよー(笑)キャンプ以来会えておらず、再会したのがまたウガンダ!というのも何かの縁を感じてしまいました☆ Special thanks to Zoe!!