プラスでは、ケニアでのエイズ啓発活動を開始してから、累計で64名の啓発リーダーを育成し、21,000名を超える地域住民にエイズ予防教育を届けてきました。
今回は、啓発活動を担う地域のボランティア、啓発リーダーたちが活動にかける想いや意気込みをご紹介します。
啓発リーダーたちは、全員がボランティア。
それぞれが、自分や家族の暮らしを支えなければいけない中、活動を続けるモチベーションとは・・・?
リーダーのひとり、Sさんがインタビューに答えてくれました。
日々の「変化」がやりがい
「エイズ啓発活動を続けていく中で、HIV/エイズに対する地域のスティグマや偏見を和らげることができたり、お母さんたちが医療機関で安全な出産をするようになったりする変化をみることで、やりがいを感じています。」
「また、地域住民が啓発リーダーに自分自身のHIVステータスを不安なく伝えてくれるようになったり、健康問題の相談を打ち明けてくれたりする変化にも、エイズ啓発活動の意義を感じています。
地域住民は、エイズ啓発活動に積極的に参加し、啓発活動の時間も積極的に質問を投げかけるなど、良い方向に変化しています。」
活動を通して目指すこと
「エイズ啓発活動を続けることで、HIV/エイズに対して偏見を持っている人たちの意識を変え、偏見を和らげ、より多くの地域住民が医療機関に安心してアクセスできるようになってほしいですね。」
このインタビューに答えてくれた啓発リーダーのほかにも、「地域でHIV陽性者と関わる経験を通して、自分にできることがあると思った」、「地域が抱えるHIV/エイズの現状を何とかしたいと感じた」など、さまざまなモチベーションをそれぞれの啓発リーダーたちが持っています。
共有するのは、「自分たちの地域を自分たちで変えていきたい」という想いなのかもしれません。
啓発リーダーたちの活動成果をまとめた「ケニアレポート ―数値に表れる成果、表れない成果―」はこちら