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4月16日〜5月31日の期間、プラスのボランティア、サポーター、協力者など活動を応援する人たちが毎日ブログを更新!
テーマは「私の Positive Living」。それぞれの生き方や想いを通して、前向きなエネルギーをお届けします。
全国どこからでも、「今日はどんな記事に出会えるかな?」とアドベントカレンダーのようにお楽しみいただける企画です。
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半年間のインターン生活を経て見つけたわたしの夢。それは、言葉を紡いで人に伝える仕事に就くということでした。志を見失っていた私が将来に向けて一歩を踏み出すまでのことを、少しお話しようと思います。
私がエイズ孤児という言葉を知ったのは高校三年の夏休み。タイへボランティアに行った時のことです。当時、親元で何の不自由もなく生活していた私にとって、エイズ孤児が直面する偏見や差別の実態に衝撃を受けました。
私が出会ったエイズ孤児は、厳しい環境におかれていても温かくてたくましい、優しい子ども達でした。初めて親元を離れ、見知らぬ土地で不安にかられ泣く私を、「私たちが一緒だよ」と励ましてくれました。それから、彼らが安心して生活出来る社会をつくることで恩返しがしたいと思い始めます。
大学生になり、まずは世界の現状を自分の目で見るため様々な国へ足を運びました。しかし、東南アジアやヨーロッパ、インドなどを旅する度に、本来の目的を忘れ、観光を楽しむ様になります。私が海外ですることといえば、旅人と遊び、観光地へ足を運ぶだけ。楽しいけれど、物足りない。観光産業の一部と化す自分に気付いた時、なぜ旅を始めたのかを考え直すようになりました。
その答えはインドのスラムに迷い込んだ時、ふっと頭の中に浮かびました。生まれた国や育った環境の違いによって、厳しい環境におかれる子どもの姿に触れ、高校時代に感じた疑問や憤り、熱い思いが私の中で再び動き始めたのです。
帰国後、どうやってその志を実現していくのか、自分の武器は何かを見つけたいと思い、プラスで活動を始めました。そして、様々なイベントを運営し、スタッフや支援者のみなさんと出会うことで、ひとつ確かになったことがあります。それは「伝えることが好き」ということ。アフリカのエイズ孤児の現状を、自分のこととして捉え、関わっていくことは簡単ではありません。だからこそ、イベントでさまざまな仕組みを作り、身近に感じてもらえるよう伝えていくことに面白さを感じ、やりがいを覚えました。
今、私は地元で新聞記者の見習いとして、伝える力を磨く毎日を過ごしています。今でもまだ、どうやって志を実現するのか、私の武器は何なのか、答えは見つかっていません。でも、プラスでの経験で見つけた“伝える”という好きなことを、思う存分磨き上げ、次のステップへ進もうと毎日頑張っています!
元インターン。高校時代にタイでエイズ孤児と出会う。それをきっかけにHIV/AIDSの啓発活動や教育支援活動に関心を持ち始め、大学3年次に、広報やイベント運営インターンとしてプラスの活動に携わる。趣味は世界のいろんな所へ行くこと。発展途上国を中心に12カ国を一人旅。現在、地元の新聞社で見習いとして奮闘中。