Positive Livingキャンペーン世界エイズ孤児デー国内の活動

「世界の幸せのストーリー」/世界エイズ孤児デーキャンペーン特別企画「私のPositive Living」 vol.43

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4月16日~5月31日の期間、プラスのボランティア、サポーター、協力者など活動を応援する人たちが毎日ブログを更新!
テーマは「私の Positive Living」。それぞれの生き方や想いを通して、前向きなエネルギーをお届けします。
全国どこからでも、「今日はどんな記事に出会えるかな?」とアドベントカレンダーのようにお楽しみいただける企画です。
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私は現在「シサム工房」という会社で営業と広報をやっています。

京都を拠点にフェアトレードファッションやライフスタイル雑貨の開発と、店舗展開を行う会社です。

 

「フェアトレード」とは、お買い物を通して国際協力をする仕組み。

主に途上国に住む生産者が安全な環境で働き、中間業者による買い叩きなどによって搾取されないよう、

フェアな価格設定と取り引きの中で、生産者の生活を買い支えていくことです。

逆にお買い物をする私たちは、現地の伝統文化や手仕事を活かした、

素敵なファッションや雑貨を楽しむことができます。

 

私はこの考え方を知り、この世界に散らばっているいろんな問題に対して、とてもポシティブになれました。

学生時代に国際協力について学んでいたとき、何度現地に足を運んで貧困問題の現状を見ても、

自分は何も変えることができない、と落胆していました。

 

しかし一方で、様々な国を旅していろんな人と話をするにつれ、自分の中で出た答えもありました。

 

「人はどんなに傷ついても前向きになることができる」ということ。

それは、家族や大切な人と一緒に過ごしているとき。好きな勉強や仕事をしているとき。

そして、そこには現地の音楽やダンスやファッションを楽しむ姿があって・・・。

それが世界に共通する幸せの姿かもしれないと感じました。

 

いま、シサム工房の商品の開発や発注は、現地の「フェアトレード団体」を通じて生産者に依頼しています。

このフェアトレード団体は、今まで見向きもされなかったような、例えばスラムや田舎に住む最貧困層である生産者の女性たちに対して、職業訓練、成人教育や少額融資プログラムなど、細かなケアを行っています。

また、保育施設を作って女性たちが働きやすいようにしたり、健康診断や環境教育を行うなど、

コミュニティ全体にも働きかけて、私が見てきた幸せの姿をたくさん生んでいるのです。

 

私が今、一番楽しんでやっていること。

それは今の仕事を通じて、こういった世界の幸せのストーリーを伝えることです。

 

そして私が自信を持ってポジティブに生きられる理由。

それは旅をして、いろんな文化や人の生活に触れ、現地のダンスや音楽を楽しんだ思い出が、

私の中で生きているからだと思います。

ポジティブなマインドは、きっとこうして波及していくんだと思います。

▼著者プロフィール
越久 陽子
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シサム工房の営業/プレス担当。幼少期にアメリカに住んでいたことをきっかけに、人にはいろんなルーツがあり、いろんな文化を大切に生きていることに興味をもつ。学生時代にはインド、インドネシア、アフリカと旅をしながら、途上国開発と国際協力について学ぶ。約4年間東京のインテリア雑貨メーカーに勤務。フェアトレードに関わる仕事がしたいと思い、転職して2013年より現職。

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