PLASの現地活動現地レポート

ウガンダレポート -新事業をスタートします!-

こんにちは、谷澤です。9月中旬にケニアより帰国しました。
ケニアの母子感染予防事業が9月で一段落つきましたので、今回の現地レポートではウガンダで開始する新事業についてお送りします!

カラフルなペーパービーズでできたネックレス

新たな事業として、HIV陽性のシングルマザーを対象に収入向上事業を開始します。
HIV陽性のシングルマザーが事業の対象となった背景には、エイズ孤児が養われている家庭では、母親が亡くなってしまうよりも父親が亡くなってしまうケースの方が断然多く、その中でもさらに母親自身がHIV陽性で、シングルマザーとして残された子どもたちを養っているという状況があります。

お母さんたちが服用しているARVの一つ。錠剤が大きい!

男性優位の社会の中で十分な収入を確保するような仕事を見つけるのも困難な中、自身の健康状態にも留意しながら多くの子どもを養っているシングルマザーたち。「懸命に働いて子どもたちを学校に通わせようとしても、経済的な理由で一部の子どもを学校に通わせられない」という状況を改善するため、ペーパービーズのクラフトを作製し販売することで収入向上をはかり、子どもたちの学費支援に役立てます。

やわらかな笑顔が印象的なアネット

ペーパービーズ生産者の一人、アネットを紹介します!
アネットは47歳、7人の子どもがいます。2010年に夫が亡くなったのを機に自分もHIV検査を受け、HIV陽性であることが判明。以降、シングルマザーとして子どもたちを育てています。薪を販売して生計を立てているアネットは、「子どもたちにより良い教育を受けさせたい」と語りますが、ここ数年薪は値上がりしており不安定な状況が続いています。

道路脇に積まれた薪を見せてくれるアネット

困難な状況にもかかわらず、いつも笑顔を絶やさず明るいお母さんたち。彼女たちはまさにPositive Livingを体現しており、その姿に私自身会うたびに勇気をもらっています。

こちらの事業は、クラウドファンディングmoonshotでご支援を募っております!
プラスのプロジェクトページ→→→ https://moon-shot.org/projects/25

これまでに100名を超える方からご支援をいただいていますが、期日まで1日半を残し、目標額の達成に苦戦しています。。。みなさまの最後のお力添えをよろしくお願いします!

文責:谷澤