PLASの現地活動現地レポート

新海外事業マネージャー、巣内が加わりました!

初めまして。11月25日より海外事業マネージャーとしてプラスの一員となりました巣内秀太郎です。大学院で国際開発学を学んだ後、開発コンサルタント会社に勤務し、主にイラクの国立総合病院の改修プロジェクトに従事していました。退職後、青年海外協力隊としてケニアに派遣され、エイズ対策を推進する国の機関で2年6ヶ月を過ごしました。

写真1:青年海外協力隊で派遣されたていた任地モンバサ(ケニア)の海

160万人のHIV陽性者を抱えるケニアですが、毎年約10万人が新たにHIVに感染していると言われており、母子感染予防や性感染予防、HIV感染を調べる検査受診が推進されています。私の所属していた組織は、NGOやコミュニティ・グループ、公官庁や私企業等、地域でエイズ対策に取り組む団体と連携したり、情報提供したりすることでエイズ対策を活性化させ、HIV感染を減らしたり、治療やその他のサービスを拡充することを目的としています。

具体的には、地域の団体の動向や課題を共有するために関係者会議を開催したり、複数の団体と共同で地域のイベントへ出展し、予防啓発やサービス提供を実施したりしていました。また、ナイロビの本部で発行されたHIVやエイズ関連のガイドラインや資料を配布していました。

写真2:ケニアの農業イベントに出展した配属先スタンドの前で

私自身は配属先事務所の一員として同僚の業務をサポートする活動の他、地域のNGO等と連携したワークショップを企画・実施したり、他の青年海外協力隊と共同でコンドーム使用促進のための教材を開発したり、ケニアのHIVやエイズの問題に取り組む機会を得ました。

写真3:コミュニティヘルスワーカー向けコンドーム使用促進教材の使い方トレーニングの様子

協力隊の活動を通して、配属先同僚をはじめ地域で活躍するたくさんのNGOの方々と出会い、どうにか現状を変えていこうと取り組む姿を見ることができました。私自身、任期を終えた後も、ケニアのエイズ問題に関わっていきたいと思い、プラスで働くに至りました。

NGOで働くのは初めてですが、現地の人々のために貢献できるよう業務に励んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。