12月1日(火)に開催された第29回日本エイズ学会学術集会で、プラスがケニアで実施した母子感染事業について口頭発表をさせていただきました。
日本エイズ学会は「エイズとHIVに関する諸問題の研究の促進」を目的に運営されており、毎年、世界エイズデーにあたる12月1日前後に学術集会を開催しています。
プラスが学会で発表をするのは初めての経験ですが、今回発表の機会を得たのは、JICA草の根技術協力事業の助成を受けてケニアで実施した「母子感染予防啓発事業」についてです。特に「事業終了後も継続して活動できるモビライザー(保健ボランティア)の育成」をテーマにしました。
現地ではドナーのプログラムや資金に依存した保健ボランティアが一般的ですが、プラスの事業では、事業終了後も彼らだけで活動を継続できるよう、事業計画や実施で工夫をしました。
事業終了後1年が経過してから行ったモニタリングで、94%のモビライザー(保健ボランティア)が活動を継続していることが分かり、事業が一定の成果を上げたことが確認されました。
こうしたアカデミックな場に参加していくのは、プラスにとっては挑戦ですが、学会発表をすることでプラスの事業のやり方を振り返ったり、改善点を発見したり、また他の学会参加者からも刺激を得ることで、更なる事業の質の向上につながると考えています。
今後とも学会への参加を通して、プラスの行う事業の質の向上を目指していきます!
当日の発表資料はこちらのリンクよりダウンロードできます。
[資料] エイズ学会発表資料
(文責:巣内)