プラスでは現在、ウガンダで新規事業を立ち上げるための準備をしています。今回と次回の2回に渡り、現地で実施した調査についてご報告します。
新しい事業はエイズ孤児を抱える家庭の収入向上を目的としており、ウガンダの農村でニーズのあるビジネスを展開する予定です。どのようなビジネスが相応しいかを判断するために、現地で調査を行いました。
ウガンダの行政区は5つのレベルに分かれています。今回の調査は、5つのレベルの最も小さいレベルの行政区(village)の1つを対象に行いました。その地区の50家庭がインタビューに参加してくださり、一軒一軒お宅を訪問して質問に回答していただきました。
今回は調査をしたウガンダの農村の様子をお伝えします。
この地域はカンパラの北に位置するルウェロ県にあり、プラスの活動する地域の一部です。インタビューした家庭のほとんどが農業に従事していました(専業または兼業)。
未舗装の道路は砂ぼこりが舞う
村の中心を横断する道路は未舗装のため、車やバイクが通ると砂ぼこりが舞っていました。まだ道路脇には緑が見られますが、薪にするために木が切られており、しばらくすると緑が減ってしまう可能性もあります。
きれいな水へのアクセスが課題
村には井戸が1つありますが、井戸から離れた家庭では写真のような湧き水を利用しています。またバイクや自転車で水を運んで家庭に届けるサービスも見られました。
村の人が大好きなパイナップル
この村では栽培されていませんが、他の地域でつくられたパイナップルも売られていました。そのまま食べたり、お茶と一緒に煮出してジュースにして飲むこともあります。また玉ねぎの移動販売も見られました。
村の一般的な家屋
村の人は写真のようなレンガ作りの家屋に住んでいました。料理や洗濯は家の中ではなく家の周りのスペースで行うのが一般的のようです。
村を訪れて、インフラが整っていないところもありますが、工夫しながら生活をしている様子も感じ取れました。ウガンダの農村の様子が少しでもみなさまに伝わったでしょうか。
次回はインタビューの結果をお伝えします。
(文責:巣内)