お知らせ

[3/26更新]新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事業の影響に関して

2020年3月26日現在、ケニア・ウガンダでも新型コロナウイルスの感染者が確認されており、わたしたちが支援する子どもたちの通う学校も含めて、すべての学校が閉鎖されています。
現地パートナーNGOと行う事業実施にも一部影響が出ており、今後事業が中断、遅延する可能性も出てきました。

そこで、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事業の影響について、ご支援者のみなさま並びに関係者のみなさまに現時点での状況をご報告いたします。

事業の中断や遅れは、わたしたちPLASにとっても、そして何より受益者の方々にとっても苦しく悔しいことです。ですが、受益者や現地スタッフ、そして活動している地域社会の安全と安心を最優先し、事業を臨機応変に継続していきます。
また、現地の最新の安全情報や現地パートナーNGOと定期的な連絡を通じて、状況の把握と迅速な判断に努めてまいります。

 

現時点での各事業の状況は下記のようになっています。

【ウガンダ】HIV陽性者のアドヒアランス向上支援(PATH+事業)
2020年4月にプロジェクトは3年目を迎えますが、ウガンダの行政の情報や現地の状況により、パートナー団体「マルチパーパス」が本日より14日間、オフィスを閉鎖します。これにより、計画や契約が一時中断しています。

 

【ウガンダ】HIV陽性シングルマザーのカフェ収入向上を通じたエイズ孤児支援事業(CAFE事業)
今のところ影響は出ていません。
事業地では外食を控えるような自粛はまだ起きていませんが、今後カフェビジネスに影響することが考えられます。

 

【ウガンダ】HIV陽性ユースに対する生活向上のための技術訓練事業(BRIGHT事業)
ユースは技術訓練研修を終えて、グループでビジネスを始めています。また活動の一環で、グループ農業を3サイトでスタートしました。パートナー団体「マルチパーパス」の上述のオフィス閉鎖により、他のサイトのグループ農業の開始が延期となりました。

 

【ウガンダ】HIV陽性者家庭の生計向上・栄養改善のための在来種野菜栽培支援(SHINE事業)
グループによる農業活動は引き続き行っているものの、受益者が集まりグループで貯蓄するため等の集会を自粛しています。

 

【ケニア】持続可能な生計のためのシングル家庭の農業強化事業(FRESH事業)
各家庭での農業活動は続いており、現地スタッフによる月に1度の家庭訪問を続けています。状況により、家庭訪問が中止となる可能性があります。

 

新型コロナウイルスの感染拡大により混乱が起きていますが、いち早く収束して、安心できる生活を取り戻せることを願っています。

ご支援、応援くださっているみなさんには、現在の状況をご理解いただき、引き続き応援いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。