PLASの現地活動お知らせプロジェクト-新型コロナウイルス緊急支援現地レポート

【速報】ウガンダで190世帯に1か月分の食糧配布が完了

こんにちは、門田です。

この度は貴重なご支援を頂戴し、本当にありがとうございました。

先日【速報】でお知らせしたウガンダでの50世帯への食糧支援、およびウガンダでの140世帯への食糧支援が完了しましたのでご報告いたします。

 

140世帯に食糧と石けんの支援ができました

みなさんのご支援によって、たくさんのウガンダの方々に食糧と石けんを届けることができました。本当にありがとうございます!!

支援を受け取ったのは、HIV陽性の方々の世帯で、小さなお子さんを育てている方も大勢いらっしゃいます。子どもたちにしっかりと食べさせることができて、ほっと安心したという声、喜びや感謝の声をたくさんいただきました。

「PLASのみなさん、本当にありがとう。感謝しています。ポショに、お米に、豆に、それに粉ミルクも受け取りました。ありがとう!」

今日は、HIVとともに生きる人々のとって、新型コロナウィルスの感染予防は命に関わる大切なことだということをお伝えしたいです。

 

支援を受け取ったHIV陽性の方々が置かれている状況

今回食糧を配布したHIV陽性の方々は、多くが農業と家畜で生計を立てています。ロックダウンで移動ができなくなったことにより、畑の肥料を買いに行けなかったり、野菜の仲介業者が買いに来てくれなかったりと、収入に大きな影響が出ています。

現金収入がないと食糧や生活必需品が買えず、おなかを空かせながら、不衛生な状況で暮らすことになります。

私たちが支援を届けた人々は、水道が家にないため水は買わなければならないのですが、その水を買うお金さえも節約しなければいけない状況でした。

 

食糧支援の持つ、特別な意味とは

また、食糧支援は、HIV陽性の方々にとって特別の意味を持ちます。

毎朝抗HIV薬を飲むことにより、体内のウィルス量を抑えることができますが、ごはんを食べれない状況になると、ほとんどの人が薬を飲むのをやめてしまうのです。

ごはんを食べずに薬だけ飲むと、副作用で頭痛等の体調不調が起きるからです。そして薬を飲まない日が続くと、体内のウィルス量が増え、免疫がかなり落ちるため、病気にかかりやすいくなり、さらには簡単に重症化してします。

実際に、現地で何人もの人が、薬を定期的に飲まないことで、病気が重症化し、亡くなっているのです。また、残念ながら、HIV陽性者が新型コロナウィルスに感染した場合、それ以外の人よりも回復率が低いという学術結果が出ています。

HIV/エイズはきちんと薬を飲み治療することで亡くなることはない病気になったと言われます。しかし、貧困や新型コロナウイルスなどの感染症の蔓延など、さまざまな要因がからまると、かなり脆弱な立場に置かれてしまうのです。

いま、HIV/エイズのと共に生きる人々の間に、緊張感が高まっています。引き続き、命をつなぐ支援が必要であるということを、多くの人に知っていただきたいです。

支援を必要とする人々へ、さらに届けていくために

クラウドファンディングの支援募集終了以降も、さまざまな寄付や助成金などより支援を募り、活動を広げていく準備を行っています。

是非、継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをご検討いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.plas-aids.org/support/monthlysupporter

 

PLASのこれまでの緊急支援について

2020年4月

ーケニアにて90世帯に1か月分の食糧・石けんの支援をとどける

ーケニアにて14の村、14か所に手洗い場を設置

2020年5月

ーウガンダにて59世帯に1か月分の食糧・石けんの支援をとどける

2020年6月

ーウガンダにて50世帯に1か月分の食糧・石けんの支援をとどける [New]
ーウガンダにて140世帯に1か月分の食糧・石けんの支援をとどける [New]