8月27日から約1か月間、PLASの海外事業担当の藤原がウガンダへ出張へ行って参りました。PLASスタッフが現地へ出張にいくのは約5ヶ月ぶりです。
9月のレポートでは、HIV陽性ユースための技術訓練事業(BRIGHT)での美しいヘアドレッシングの成果や、CAFE事業でのケーキ作り研修の様子などをお届けしてきましたが、PLASの事業はまだまだたくさんあります。
今回取り上げるのは、通称SHINE事業。
SHINE事業では、ウガンダでのパートナー団体カユンガと共に、その土地で長く根付いてきた乾燥に強い在来種野菜栽培で収穫を安定させ、農業で生計を立てられるよう支援する事業を行っています。昨年設置した貯水タンクの経過報告と、現地スタッフへのスマホ貸与時のおおはしゃぎ(!?)の様子、2本立てでお届けします。
水道のない生活
カユンガの拠点がある地域に住む、ほとんどの人々が水道のない生活をしています。水が必要な時は、大きなタンクや水道を持っている人から、20リットル20円で購入していました。
そこでPLASでは、SHINE事業の一環として、昨年5000リットルの水タンクを購入し、設置しました。設置した貯水タンクは近所のメンバーで、共同で生活水として、農業水として、使用してもらいます。
生活に欠かせない存在になりました。
設置した4ヶ所すべての貯水タンクを見回ってきました。錆びたり、ひびが入ったところもなく、すべて問題なく水が出ていました。藤原が訪問中もたくさんの子ども達がやってきて、15円ほどを支払い、黄色いポリタンクに水をいれていました。
どのように水を使っているのかをヒアリングしたところ、4ヶ所とも作物への水やり、生活用水(洗濯物を洗う、食器を洗う)、シャワー(身体をぬぐう)と答えが返ってきました。手洗いに使っている姿も見られました。
「飲み水にも使う?」と聞いた時の、「でも沸かしてるよ!!」という即答ぶりは4ヶ所とも同じで、これまで歴代のPLASスタッフが訪問する度に注意してきたことが、しっかり根付いているんだと実感した瞬間でもありました。
雨季の時は、5000リットルの大きなタンクもすぐに水が満タンになり、水があふれることもあるそうなので、積極的に近所のメンバーに水を供給しているそうです。
スマートフォンに大興奮!
現地との連絡をよりスムーズにするため、カユンガのスタッフ4名にスマホを貸与しました。
ジェシカが特に大喜びし、「スマホ持ってきてくれたって!」というジョイの言葉にキャッハーーーーーーと声を上げてダンスを始めるほど!
スマホを渡してから貯水タンクを見回りに行く予定を、急遽スケジュール変更して先に貯水タンクを見回り、落ち着いた頃を見計らってスマホを渡したそうで、藤原も驚くほどの喜びっぷりが伝わってくるエピソードでした。
Zoom, Skype, Whatsapp(LINEのようなアプリ)をインストールし、写真を撮ったり、撮った写真をシェアするやり方を練習しました。
今後はこのスマホを活用しながら、より現地とのスムーズなコミュニケーションを図っていきたいと考えています。
こうした活動が出来るのは日本の皆様の暖かい支援のおかげです。
継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。