PLASで行う現地の活動は、すべて現地のNGOや自助団体などの現地パートナー団体と共同で行っています。
今回のレポートでは、PLASが現地で行う支援事業について、現地パートナーと協働する意義についてお伝えします。
PLASが行う事業をおさらい
現地パートナーとの協働についてお話しする前に、まずは、PLASがアフリカで具体的にどんな事業をしているのかを簡単にご紹介しておきたいと思います。
PLASでは、総合的なプログラム”PLASメソッド”として、生計向上とライフプランニング支援の2本柱で支援を行っています。
生計向上支援では、収入の安定を教育の実現につなげたいという思いで、カフェ・養鶏・農業を通じた収入向上に取り組んでいます。カフェであればカフェの売り上げで、養鶏であれば鶏の肉や卵を売って、農業であれば野菜を売って、支援先の家庭が収入をつくります。そのための研修や初期投資、伴走支援などを行っています。
ライフプランニング支援は、保護者の教育への理解や子どもと保護者の関係構築、子どもが前向きに将来を考えられるようになることなどを目的に実施しています。
ライフプランニング支援のメインとなる活動はカウンセリングです。保護者と子どもそれぞれに対し7セッションずつ行われます。
特に、カウンセリングに関してはPLASスタッフがすべてを担当するのではなく、現地団体と共に進めています!
3つの現地パートナー団体と協働中!
PLASは以下の現地パートナー団体と協働しています!
左から、ウガンダのNGO HE-RECODS、同じくケニアの自助組織カユンガ、そしてケニアのNGOビアジェンコです。
現地団体と協働する意義って?
PLASはパートナー団体と強みを持ち寄り、「一緒に事業をつくる」ということを大切にしています。
お互いの強みを持ち寄ることで、一団体の力だけでは実施できない支援ができるようになると考えているのです。現地団体と協働する意義は、シンプルに言うと、よりよい事業ができるから、ということになります。では、お互いの強みとは何でしょう?
PLASの強み
・客観的な視点を活かした立案や評価ができること
・オーナーシップやリーダシップを引き出し、能力強化や組織強化に貢献できること
現地パートナー団体の強み
・現地の慣習・習慣に対する理解が深く、現地ニーズに精通していること
・現地のネットワークを持っており、事業実施能力が高いこと
・現地住民からの信頼があつく、事業に対する信頼を得られること
・HIV陽性のスタッフがおり、支援者に対しより親身な支援を実施できること
・PLASが手を引いた後にも、地域の問題解決を任せられること
これらの強みをそれぞれに持ち寄り、よりよい事業ができるように努めています。PLASは、今後も現地パートナー団体と連携し、アフリカで取り残された子どもたちのため活動していきます。
次回の現地レポートでは、ケニアで行われるHOPE事業の仕組みについてお伝えします!
こうした活動が出来るのは日本のみなさまの温かい支援のおかげです。
継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをご検討いただけますと幸いです。