こんにちは、海外事業担当の藤原です。
前編では、CAFE事業のママたちが修了式お迎えるまでをお届けしました。(前編はこちらから)
そしてCAFE4もついに終了!今回はその修了式の様子をお届けします。
待ちに待った修了式
およそ2年間の事業期間を経て、ママたちがようやく修了式を迎える日が来ました。
ここまで数々の試練を経てようやく出席できることになる修了式は、
とても大切なもので、その気合いの入り様は、事務所に前夜から泊まる様子から十分に見て取ることができました。
朝早くから修了式の準備をするために、子どもたちを連れて、もしくは近所の人に預けて、前の日の夜に事務所に来て、コンクリートの床の上に敷物を引いて寝ていたのです。
朝早くからごちそうの準備をしていたママたちでしたが、いざ修了式を始めようとすると、さっと裏に行ってみんな素敵なドレスに着替えました。剃刀で顔の産毛を整え合って、誰かが持ってきた手鏡と、ファンデーションとグロスでそれぞれお化粧して、靴下を脱いで、とっておきのパンプスに履き替えて、順番万端です!
いつもはカンガを腰に巻いたCAFEの敏腕コックだったママたちが、あっという間に華やかなビジネスレディに変身したのです。それぞれ髪の毛も整えてきて、こだわったブレイズやくしを通した髪にしています。
どれだけ今日を楽しみにしてきたか、今日を誇りに思っているか、身だしなみ一つから伝わってきました。
修了式を迎えて…
「CAFEに参加する前は、なんにもなかった。なんにももっていなかった。今は、CAFEという場所ができて、収入を得ることができている。そして、PLASスタッフは子どもたちにも仲良く接してくれて感謝している。これからも一生懸命働くことを約束する。」と話してくれたプロッシー。
CAFEの前、ジャッキーは他の人のために、畑を掘って掘って掘る(本人談)生活をしていた。
「大変だったのよ!!でも今はもうそんな生活をしなくていい。今の私は、見た目もしゅっとしてでイケてるでしょう。前は払えなかった、寝る場所(間借りしている家)のお金も払えるようになった。本当に本当に感謝している。」
「夫は逃げていった。でも子どもたちはいるし、それなのに食べるものがないし、とても苦労した。今の自分には収入がある。生活必需品が買えるようになって、食べ物が買えるようになって、学校に子どもを行かせられる。」とマルグレットは話してくれた。
マルグレットの姉はそんな妹の姿を見て、マルグレットをとても誇らしく思うと語りました。
ママたちの中には自分の子どもたちや兄姉も招待した人もいて、ご家族も本人もとても嬉しそうでした。
賞状を受け取るときはママの家族が一斉に集まってきて、たくさん写真を撮っていました。
もらった賞状を椅子に戻ってからも感慨深げにずっと眺めているさまが、なんとも目に焼き付いた修了式だったのでした。
彼女たちの将来への期待やその子どもたちの笑顔は、日本の皆さまのあたたかいご支援のおかげです。
いつもありがとうございます。
継続的に活動を応援・支援して下さる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポートをご検討頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。