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エイズ孤児の今がわかる!PLASメールマガジン015(2007-09-13)

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P ┃L ┃A ┃S ┃ https://plas-aids.org/blog/
━┛━┛━┛━┛     2007/9/13  第十五号
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□■□    エイズ孤児の今がわかる!
■□    PLASメールマガジン

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INDEX
□グローバルフェスタ2007に出展します
■ケニア・ワークキャンプ参加・山田修平さんの事前エッセイ
□ウガンダ・ワークキャンプ事後報告
〜コーディネーターを勤め、事務局長でもある門田瑠衣子より
■雑誌『都市問題』に「アフリカにおけるエイズ孤児」が掲載されました
□最新エイズ孤児関連ニュース
●南アフリカ:ティッシュのように捨てられる子供たち
●ジンバブエ:孤児増加の主な原因はHIV/AIDS
●ジンバブエ:HIV予防に貞操検査を実施
■ケニアのエイズの現状
□編集後記
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□■グローバルフェスタ2007に出展します

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10月6日、7日に開催される「グローバルフェスタJAPAN 2007」に出展
することが決定いたしました。

今年は『家族と地球』をテーマに、東京都千代田区の日比谷公園で
開催されます。
開発途上国の現状と国際協力について、市民の関心を高め、参加を
進めるために開催される日本最大の国際協力イベントで、
NGOや援助関連政府機関、国際機関、
大使館など約200団体が出展します。

PLASは今回が初の独自出展参加となります!
ブースでは活動地域の子どもたちの様子を写真で展示し、
アフリカ小物の販売等もいたしますので、
是非是非遊びに来てください!

※また当日、ブース来場者の対応等をお願いするイベントボランティア
も募集しております。
関心のある方は、info@plas-aids.orgまで、お名前、所属、
参加希望日を明記の上、ご連絡ください。

グローバルフェスタ2007ホームページ
http://www.gfjapan.com/

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□■ケニア・ワークキャンプ参加・山田修平さんの事前エッセイ

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ワークキャンプに参加しようと思ったきっかけ、それはとある写真展
での出会いであった。
それは今回の舞台であるケニヤを題材にしたものではなかったが、
一般に発展途上国とか後進国だとか言われる国におけるそれであった。
スラム以下の生活、砂埃舞う道程からは我が国での生活風景は
想像できない。
しかし、そこに生きる人々の目は何よりも輝いていた。
今日を精一杯生き、明日に夢を抱くような目。
そこに現代の日本人が無くしているものがある気がした。
今の生活とはかけ離れた空間をフィルターに自分を客観視
してみたくなった。
そして何より彼らと交わり価値観を共有してみたくなった。
今回私が訪れるケニヤのウクワラの学校は半数が孤児であり、
その75%がエイズ孤児である。
彼らは現地の人々のHIV/AIDSに関する知識の欠如のせいで
差別を受けたり、自身の中にスティグマを抱えている。
HIVは感染し発症することによって免疫不全を生じるが、
ともに生活する上では感染の危険性はほぼゼロといっても過言
ではない。
同じ土に生き、そこに根を張る者どうしがHIV/AIDSに
対する知識不足、たったそれだけですれ違ってしまうなんていう
現状は悲しすぎる。
私は今、大学で医学を専攻している。
今回のキャンプが将来の行方の選択肢になればそれはそれでいい。
ただ、そんなことよりも今私にできることが5年後、
10年後の礎になればいいと心から思う。
現地で人々と心を通わせ、楽しい時を過ごし、
その地に必要な「何か」を残せたらそれ以上の幸せはない。
「目先の少数に手を差し伸べて何になる。」
そんな意見もあるだろう。
でもその一歩が今の地球には必要であり、
それがPieces For peaceになると信じている。
そしてその大切な「何か」に形を持たせるためにも、
今回のワークキャンプは私にとっても大切な時間として
心に留めていたい。
山田修平

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□■ウガンダ・ワークキャンプ事後報告
〜コーディネーターを勤め、事務局長でもある門田瑠衣子より

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2007年8月4日から18日の15日間、ウガンダにて第三回の国際ワーク
キャンプを開催しました。

今回は、Blessed Nursery and Primary Schoolの床の改修、
地域に開かれた形での学芸会による
入学キャンペーンとエイズ予防啓発ワークショップの開催などを
行いました。

子どもたちが安全に、安心して勉強ができるよう行われた学校の
床の改修作業では、キャンプ中に全てを終わらせることは
できなかったものの、2週間で四教室の床を改修しました。
残りのもう一教室は引き続きキャンプ後に学校と協力して完成させる
ことになっています。

また、学芸会では朝からブラスバンドと子どもたちがマーチングを行い、
地域を回りました。
このマーチングはBlessed Schoolの入学キャンペーンと学芸会の
広報をかねており、「All Are Welcome!」と書かれた旗を先頭に、
子どもたちのかわいい歌と華やかなブラスバンドで
地域の人々を楽しませました。

お昼から始まった学芸会本番には、地域の方々約150名が参加
してくださり、子どもたちは歌や踊り、
そして日本人ボランティアはソーラン節を披露しました。
またHIV/AIDSに対する差別、スティグマを題材にしたドラマを
日本人ボランティア、ウガンダ人ボランティアが演じ、
エイズ啓発も同時に行いました。ドラマでは、
少ない練習時間にもかかわらず、日本人ボランティアも現地語で
あるガンダ語による演技に挑戦しました。

PLASのワークキャンプは日本人ボランティアと現地人ボランティア
が共同生活をしながらボランティアを行います。生活の中で、
言語や文化の違いから衝突することもありましたが、
ボランティア同士が語り合い、触れ合う中で、
お互いを理解し、たくさんのことを学びあったのではないでしょうか。

詳しいご報告はホームページにて後日いたしますので、お楽しみに!

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□■雑誌『都市問題』に「アフリカにおけるエイズ孤児」
が掲載されました

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『都市問題』8月号の「特集2 貧しさの中の子どもたち」に、
事務局長の門田が執筆した
「アフリカにおけるエイズ孤児 −「人間の安全保障」の視点から」
が掲載されました。

−特集のことばより−
国連により後発開発途上国と分類されている国は、現在50カ国。
そのほとんどがサハラ以南のアフリカ諸国に集中し、
経済面だけではなく、戦争・内乱、犯罪、
医療、飲料水・食糧不足などの複合的な問題を抱えている。
そこで生きる子どもたちに、
いま私たちは何ができるのか。

論文では、HIV/エイズがサハラ以南のアフリカ諸国で暮らす
子どもたちにとって脅威となっており、
とりわけエイズによる親の死が、同地域で孤児となる子どもを
急増させていることを指摘しています。

「人間の安全保障」の視点からエイズ孤児やエイズ孤児を抱える
家庭や地域がどのような問題に直面しており、また国際社会に
何ができるのか、他の諸問題とどのように関連しているのかを
指摘しています。
また、HIV/エイズによって影響を受けた子どもを巡る
国際的取り組みを概観し、エイズ孤児のための
政策が、持続的に子どもたち自身の利益となるためには何が
必要であるのか、提言を示唆しています。

門田瑠衣子(2007)
「アフリカにおけるエイズ孤児 −『人間の安全保障』の視点から」
『都市問題』
8月号98巻8号、62〜70頁。
1 HIV/エイズと子ども
2 周辺化されるエイズ孤児
3 国際的取り組みとその課題
4 誰がエイズ孤児を守るのか−「人間の安全保障」の視点から

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□■最新エイズ孤児関連ニュース

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●南アフリカ:ティッシュのように捨てられる子供たち
ケープタウン市は2010年までの3年間で、
その数が急上昇すると考えられている孤児に対する対策を練っている。
そして、その孤児の半数以上がAIDS孤児であ る。
州で最も大きなチャイルドケアーセンターを運営する
Rosie Mashale氏は昨日、
『子供たちはまるでティッシュのように捨てられている』と公言した。
また、孤児に対する市のプロジェクトのディレクターである
Wesley Douglas氏は、
『この問題は急速に社会的、また経済的な問題に発展している』
と警告した。
そしてさらに、『この問題に直ちに取り組まなければ、
3年後には子どもたちは路上でかたまり、
ギャングに取り込まれたり売春を強制させられることになるだろう』
と続けた。
『このことにより、治安、薬物の乱用、経済は悪化し、
特に観光業は大きな影響を受けるであろう。
人々はこの問題の緊急性に、誰かが命を落とすまで気づかない。
しかしそれでは遅すぎる。
今の時点で計画ができあがっているべきなのだ』と彼は言う。

MRC(Medical Research Council)
の昨年の報告によると、
ケープタウンがある州には84,000人の孤児が存在し、
その数は3年後には105,000人を上回ると予想される。
そして、その孤児の多くは州の人口の89%が占める都市部に
集中している。
またMRCは、予想される危機への対策準備として、
現存するプロジェクトを改善し、孤児を支援する新たな体制を整える
計画を立てている。
Helen Zille市長は、孤児の問題は優先すべき問題
であるとした。
しかし、『土地や必要なインフラに対する官僚の対応が遅い事、
また十分な反応が得られないことに、非常に憤りを感じている』
と付け加えた。
地域開発の財団で働くBuyiswa Tononoさんは、
孤児の問題が深刻化していることを認め、
公園では多くの親が子供を捨てていくと言っている。
また、多くの親は命がもう長くないため、代わりに子どもの面倒
を見てくれる人を探しているが、
自分の病気について話したくないために、
子どもたちの引き取り先を手配しないままになっているのが現状
という。

Douglas氏も、周囲の偏見から自分がエイズ患者であることを
認めない親が多いことを指摘している。さらに彼らは、
失業や抗レトロウイルス薬を手に入れられないといった問題にも
直面している。
このように、HIV/AIDSへの偏見によって両親が対応できず、
両親の死後、結果として子どもが子どもの面倒をみるような事態
になっている。
Starfish Greathearts財団職員の
McLaren氏は、エイズは確かに地域に衝撃を与えたが、
それよりももっと貧困といったようなより大きな問題を見つめることが
必要であるとしている。

●ジンバブエ:孤児増加の主な原因はHIV/AIDS
現在、ジンバブエの子どもの4人に1人が孤児であり、
その主な原因はHIV/AIDSにあることが調査で分かった。
2006年に実施されたこの調査では、18歳未満の子どものうち、
22%が片親、もしくは両親を失っているエイズ孤児。
同様の調査が実施された1994年では9%、1999年では14%であったため、
孤児の増加に歯止めが利いていないことが判明した。
ジンバブエの成人HIV感染率は18%。
専門家によると、この孤児の増加は
90年代にムガベ大統領が推進したものの、未だ実を結んでいない
長期にわたる経済、医療分野改革の失態と密接に関わっているという。
医療施設が崩壊し、子どもの予防接種率の低下や発育不全を
多くの子どもにまねいていることが要因として挙げられる。
デル駐ジンバブエ米大使は、「予防接種率は全体的な景気の後退の
一端を表しており、
結果として多数の医療従事者が国外へ流出し、
公共医療セクターでの混乱が起きている」と指摘する。
また、ジンバブエは周辺の国々と比べ
エイズによる死亡率が極めて高いことも指摘されており、
抗レトロウィルス薬(ARV)が十分に流通していないことが原因
とされている。
ある研究者はARVが普及すればエイズ孤児も減少するという
見解を示しているが、
孤児の数は他の南部アフリカ地域の国々と大差はなく、
アフリカ大陸全体へのHIV/AIDS対策の拡充が叫ばれている。
今年2月、ドイツ、ニュージーランド、スウェーデン、
イギリスの四ヶ国はジンバブエに対し、
エイズ孤児対策費として計7千万ドルの支援金を送ることを決定した。
これはジンバブエでの5年、2億5千万ドルのエイズ孤児対策プログラム
への支援金で、資金はユニセフ、NGO、政府により管理され、
エイズ孤児が教育や医療などでその恩恵を受けられるようになる。

●ジンバブエ:HIV予防に貞操検査を実施
マコニ酋長は、彼が管轄する地域で過去に実施した貞操検査が
HIV/AIDSとの戦いにおいて効果的な方法であるとしている。
酋長は4年前、児童に貞操検査を実施したことで
紙面に大きく取り上げられた過去がある。
この時、全国の女性団体や人権保護団体などから子どもの人権侵害
のみならず、プライバシー侵害にもあたるとして激しい抗議活動
が展開された。しかし、マコニ酋長はインタビューで
地域に定着させようとしていた貞操検査が
HIV/AIDSの蔓延に対する唯一の効果的対処法で
あったと主張する。
酋長の管轄区域で実施された貞操検査は自発的な行為であり、
男女の年配者が、それぞれ男子と女子の検査を管理していた
としている。
「検査対象の女子を川岸に連れて行き、そこで年配者による検査が
行われていました。
みなさんが指摘しているような、強制的なものでは決してありません」
と、マコニ酋長は語る。
酋長は、若者が貞操を守ることの重要性を認識することが必要で、
HIV/AIDSの惨害の中ではそれが特に大切だとしている。
さらに、若者が婚前交渉に慎重になり、その危険性を認識しさえ
すればHIV/AIDSとの戦いに容易に勝利できるだろう、と加えた。
「貞操検査を実施したのは、この地域のHIV感染率が国内で
最も高いと指摘されから。
したがって、検査はHIV/AIDS対策の一環だと考えております。」
マコニ酋長は、性的暴行法やその他の法令が貞操検査を罪と規定して
いることも理解しており、法には正しく従う意思を示している。
「新しい法律(性的暴行法)は貞操検査を禁止している。
それに従うのは重要なことであるが、私は引き続き、
若者に婚前交渉に伴うHIV/AIDSの危険性を訴えていくつもりだ」と、
酋長は語る。
酋長はすでに、地域で行われていた夜中礼拝を禁止している。
夜中礼拝が行われる際、数名の預言者や教会関係者が
少女に対する暴行を加えているとの報告があった。

https://plas-aids.org/blog/cat8/weekly_news_update/

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□■ケニアのエイズの現状

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現在PLASではウガンダとケニアの2ヶ所で事業を行っていますが、
そもそもケニア、またケニアのエイズの現状とは??
赤道上のアフリカの東海岸に位置するケニア。国境は、北にエチオピア
とスーダン、東にソマリア、608km続く海岸はインド洋に面し、
西にウガンダとビクトリア湖(62,937km2)、南にタンザニアと接している。
国土は582,646km2(日本の約1.5倍)で、人口は3,240万人
(2004年:世銀)で主に国土の南部と沿岸部に集中している。宗教は、
プロテスタント(40%)、ローマンカトリック(30%)、イスラム教(6%)、
その他(23%) の多民族国家である。
ケニアで最も早い段階でHIV/エイズが拡大したのはビクトリア
湖岸のニャンザ州である。ニャンザ州の成人感染率(2003年)
はケニア全体の6.7%に比べて、14%と極めて高い。
また、ナイロビも9.1%と高い感染率であり、地域による格差が
見られる。
1984 年にエイズ感染の最初のケースが報告されて以来、
ケニア政府のエイズ対策は、モイ政権下で、キリスト教会の影響を受け、
コンドームの使用に否定的など、周辺国にくらべると低調であった。
1999年、モイ政権がようやくエイズを「国家的災害」と宣言し、
本格的な対策に乗り出した。大統領府に国家エイズ管理委員会を
創設し、各省庁、各地域に対策部門を設けた。
対策の実践面では、NGOやCBO(地域住民組織)が1980年代から様々な
活動をつづけてきた。予防啓発、検査に関しては、国際NGOやCBO、
ケア・サポートはPLWHA(People living with HIV/AIDS)組織、
また治療はミッション系病院、国際NGO、PLWHA組織が積極的に
活動を続けてきた。ただ、多くの活動が予防と教育に偏ったため、
人々の間にエイズに対する恐怖が広まり、人々がエイズを直視すること
を妨げたという側面もある。
2002年、キバキがモイ政権を破り、大統領に就任してから、
先進国や国際機関がケニアへの支援意欲を復活させ、
国連エイズ基金の創設にはじまる各国の積極的取り組みがはじまった。
HIV/AIDS対策は多くの資金と人材を投資され進展し、
ケニアでも、政府・NGOのエイズ対策活動が第2段階に入った。
エイズに対する科学的知識の普及、やABC政策に加え、
VCT(自発的カウンセリング・HIV検査)の設置、性病予防、
学校でのエイズ教育、母子感染予防、輸血血液検査といった
「予防策」、そして、抗ウイルス剤療法、患者に対する家庭での手当て、
カウンセリング、ワクチン開発等の「患者・感染者への支援と治療」
が積極的になされるようになる。 現在、これら全てに各種資源が
投入され、総合的な取り組みが進んでいる。
https://plas-aids.org/blog/kenya.html

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□■編集後記

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今週、ウガンダ・ワークキャンプを終えたスタッフが日本へと
帰国しました。
また30日からはケニアでキャンプが始まります。
ワークキャンプ後の参加者がどのような気持ちで日本へ帰国したのか、
たとえ今後直接活かせることが出来なくとも、現地でもらった子供達や
地域の人からのパワーや、
大切な仲間と過ごした時間はかけがえの無い宝物として胸にしまって
おいてほしいです。
次号ではキャンプ報告会に関して掲載予定です。(里吉)

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PLASのHP
https://plas-aids.org/
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